ロゴアイコン
ページトップイメージ
グッジョブ・ビズガイバー

フィードバック

ビズガイバー™

お知らせ

このページのテーマ

仕事の場面で日常的に行われるフィードバック。その本来的機能とは...?


このページのポッドキャスト

当該ポッドキャスト(音声概要)は、Google NotebookLMにて試験的に生成されたものです。
日本語の読み・発音等に不正確な箇所がありますが、ここでの話の大筋を把握する分には支障ございません。

サイト内リンク

戦略的視点 #3

ページ内アイコン

フィードバックの本来的機能

仕事の場面で「フィードバック」というと、もっぱら業務上改善すべき点を事後に注意するため、上司・先輩が部下・後輩に対して一方向的に行うことが多いように見受けられます。

フィードバックという語の本来的な語義は、

  • 国語辞書 大辞林
    • [電気回路] 入力と出力のあるシステムで、出力に応じて入力を変化させること。
    • [心理学/教育学] 行動や反応をその結果を参考にして修正し、より適切なものにしていく仕組み。
    • [生物学] 結果を原因に反映させて自動的に調節していくこと。
  • Collins COBUILD Advanced American English Dictionary
    • If you get feedback on your work or progress, someone tells you how well or badly you are doing, and how you could improve. If you get good feedback, you have worked or performed well.
  • The Merriam-Webster Dictionary
    • the transmission of evaluative or corrective information about an action, event, or process to the original or controlling source
    • the partial reversion of the effects of a process to its source or to a preceding stage
    • the return to the input of a part of the output of a machine, system, or process (as for producing changes in an electronic circuit that improve performance or in an automatic control device that provide self-corrective action)

フィードバックという語の本来的な語義に照らせば、注意のためだけに一方向的に行われるのみのフィードバックは機能不足です。

仕事の場面でのフィードバックの本来的機能は、

  • 業務上改善すべき点だけでなく、業務上称賛される点についても行う
  • 上司から部下への一方向ではなく、双方向で行う
  • 業務上改善すべき点については、助言を受けた者がその言動を「自動的に調整」(自律的に事前改善)できるよう導く

組織行動として見るならば、フィードバックは組織におけるコミュニケーションのひとつであり、双方向的に改善と称賛を頻繁に交わすことによって、組織はその改善・学習力を高めることが可能となります。それはすなわち、組織が社会状況への柔軟かつ迅速な変化対応力を向上させることに繋がります。

戦略的視点

仕事の場面で行われるフィードバックは、もっぱら業務上改善すべき点を事後に注意するため上司から部下へ一方向的に行われるが、それだけでは機能不足である。

業務上改善すべき点のみならず業務上称賛される点についても、上司から部下あるいは部下から上司の双方向的に行われるのが望ましい。
また、とくに業務上改善すべき点については、助言を受けた者がその言動を自律的に改善できるよう導く(以後は助言不要にする)のが、フィードバックの本来的機能と言える。

フィードバックをその本来的機能に即して運用すれば、組織は改善・学習力を高めることができ、それによって社会状況への柔軟かつ迅速な変化対応力を向上させることができる。

新規追加:2025年3月28日

プロフイメージ

執筆:山田 芳之
ビズガイバー 代表

ロゴをタップ/クリックしてトップページを表示

ロゴアイコン

事業概要等

 | 

ポリシー


お問い合わせ

SNSでシェアする

スクロールアップアイコン
クローズアイコン

執筆者略歴


山田 芳之

やまだ よしゆき
1972年生まれ

ビズガイバー
代表

【略歴】

  • 大阪あべの辻調理師専門学校卒、大阪大学経済学部経済・経営学科中退、京都大学法学部卒
  • [保有資格等] 調理師免許(1996年取得)
  • 高等学校卒業後、居酒屋、ベーカリー、ファミリーレストラン等の飲食業界にて、接客および調理業務を担当
  • 調理師専門学校卒業後、調理師の腕を頼りに数年間ボランティア活動
  • 大学在学時9年間、学校法人代々木ゼミナール大阪校にて、大学受験生を対象として主に英語と国語の学習指導および個別指導学生講師を担当
  • 2012年2月、Apple Inc.に入社。リテール部門配属でApple Store, Shinsaibashiにて、モバイル機器全種のハードウェアおよびソフトウェアの技術サポート(モバイルエンジニア)業務を担当。入社後の約3年間に顧客のべ23,200名(注:日本武道館の収容人員の2倍強)の技術サポートを対面にて実施。企業経営やビジネスモデルの模範とされるAppleの理念や組織文化、エコシステムなどそのDNAを直に学んだのが最大の強み
  • 2015年10月、ITサービス(IT導入による経営・業務改善、知的無形資産創出等)を提供するコペルニソン合同会社を設立、代表社員に就任。創業2期目で黒字化、通算50以上の事業者の経営・業務改善、30超の事業者の知財創出支援。後継者未育成のところ過労により身体的健康を著しく害し2018年8月廃業・会社閉鎖
  • 2019年5月、株式会社ツクリエ(東京都千代田区)に入社。試用期間中に、神戸市の起業支援施設にて起業・経営相談、および京都市からの受託事業(雇用創出事業)の統括責任者を担当
  • 2019年9月、ITマーケティングとして経営・業務改善を個人名義で請負。数社に対して中長期にわたる支援・取り組みを継続(現職)
  • 2022年10月、オンラインを皮切りに、事業組織の経営最適化にコミットする当事業「ビズガイバー」を創業(現職)