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ビジネスの
変革:DX

恐竜卵

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デジタル化3段階の最終段階、DX。ビジネスにおけるその変革とは...?


このページのポッドキャスト

当該ポッドキャスト(音声概要)は、Gemini Notebook (Google NotebookLM) にて生成されたものです。
日本語の読み・発音等に不正確な箇所がありますが、このページの大筋を5分程度で把握できます。

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戦略的視点 #4

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ビジネスの変革:DXの戦略的推進

提唱当時の定義

デジタル・トランスフォーメーション(Digital Transformation)、すなわち「DX」が初めて提唱された2004年当時の定義は以下のようなものでした。

  • "Information Technology and the Good Life" by Erik Stolterman (2004年)
    The digital transformation can be understood as the changes that digital technology caused or influences in all aspects of human life.

つまり、「デジタルによる社会全体の変革」(人の生活のあらゆる面で、デジタル技術がもたらした、あるいは影響を及ぼす変化全体)を意味する概念でした。

現在主流の定義

DXの定義は様々ありますが、現在主流の定義によれば、DXは単なるデジタルな技術導入や業務効率化ではなく、社会や組織の構造的な変革を意味します。

  • 経済産業省「デジタルガバナンス・コード(2020年)
    企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。
  • "Understanding digital transformation: A review and a research agenda" by Gregory Vial(2019年)
    A process that aims to improve an entity by triggering significant changes to its properties through combinations of information, computing, communication, and connectivity technologies

社会全体という広義な文脈よりビジネスという狭義な文脈で、「企業がデジタル化により主体的かつ戦略的にもたらすビジネスの変革」と捉えるのが、日本を含む世界共通の現在的な潮流です。

DXの位置付け

デジタル化の3段階は一般的に以下のように分類され、DXはその3段階のうち最終段階に位置づけられます。

  • デジタイゼーション(Digitization)
    アナログ情報をデジタル化
  • デジタライゼーション(Digitalization)
    業務プロセスをデジタル化
  • デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)
    デジタル化によりビジネスモデルを変革して競争優位性・成長持続性を確立

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デジタル化の3段階イメージ

パーパス経営との親和性

競争優位性や成長持続性を確立するには、企業は社会貢献の視点からその理念等を見直す必要があります。

企業が社会貢献の視点からその理念等を捉えるのがいわゆる「パーパス経営」(注1)であることから、DXは「パーパス経営」と親和性が高いです。実務的には、DXはそれ自体が目的ではなく、パーパスという目的を実現するための手段と捉えるのが妥当です。

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経営コンセプト基本イメージ

パーパスとDXのあり方については、たとえば以下の事例が参考になります。

つまり、パーパス実現に向けた全社対象のトップダウンという燃料だけでなく、現場主導で改善・改革を進めるボトムアップというエンジンも必要です。
ただ、このトップダウンは、たとえば経営者1人のカリスマなリーダーシップに拠るだけではうまくいかないかもしれません。デジタルのみならず生成AIにも精通した経営トップ層(あるいはそのような現場リーダーも意思決定の場に加えての)3名以上のトップダウン体制が望ましいとの見方もあります(注2)。

将来を見据えた取り組み

企業のDXは日本経済の今後を左右する重要事であるため、経済産業省情報処理推進機構(IPA)がDX推進あるいはデジタル化に関する施策や指針を詳細に掲げています。

ただし、それら施策や指針にただ則って助成を受けさえすれば企業は自ずとDXを推進できる、というわけではありません。

5年後や10年後、さらには数10年後を見据えて、企業それぞれが全社員総力をあげて逆算的かつ中長期的に取り組むべきものであります。

注1)「パーパス経営」とは、企業が短期的な利潤追求にとどまらず、中長期的な社会貢献(社会における自社の役割)の観点からその存在意義(自社は何のために存在するのか)を明確に定め、それを軸としてすべての企業活動を行う経営手法のことです。
注2)MITスローン経営大学院(MIT CISR: MIT Center for Information Systems Research)が米国の大企業を対象として行った研究(2019年公表)によれば、デジタルに精通した経営トップ層が3名以上いる企業は、競合他社と比べて利益率が17%高く、売上成長率が38%高いという財務パフォーマンスが確認されたとのことです。なお、その追跡調査(2024年以降公表)によれば、今日では「デジタルに精通している」ことは当たり前でそれだけでは優位とはならず、「生成AIに精通している」ことが命運を分けるとしています。

戦略的視点

DXは、デジタル化の3段階(デジタイゼーション / デジタライゼーション / デジタルトランスフォーメーション)のうち最終段階に位置付けられている。

初めて提唱された当時は「デジタルによる社会全体の変革」を意味する概念だったが、現在はとくにビジネスの文脈で「企業がデジタル化によりビジネスモデルを変革して競争優位性・成長持続性を確立すること」と定義される。

競争優位性や成長持続性を確立するには、企業は社会貢献の視点からその理念等を見直す必要がある。企業が社会貢献の視点からその理念等を捉えるのが「パーパス経営」であることから、DXは「パーパス経営」と親和性が高い。DXはそれ自体が目的ではなく、パーパスという目的を実現するための手段である。
いうなればDXには、パーパス実現に向けた全社対象のトップダウンという燃料だけでなく、現場主導で改善・改革を進めるボトムアップというエンジンも必要である。

DXは、5年後や10年後、さらには数十年後を見据えて、企業それぞれが全社員総力をあげて逆算的かつ中長期的に取り組むべきものである。

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業務合理化チェックリスト

パーパス実現に向けて、デジタル化の3段階を進めて競争優位性や成長持続性を確立しましょう。

1.【デジタイゼーション】アナログ情報のデジタル化

まずは、データの「基盤」を作る段階

  • ペーパーレス化
    紙の帳票、請求書、契約書がデジタル化(PDFやデータ入力)されているか?
  • 脱ハンコ
    承認フローが電子署名やワークフローシステムに移行しているか?
  • 物理資産の管理
    在庫管理や資産管理が手書きではなく、バーコードやシステムで管理されているか?

2.【デジタライゼーション】業務プロセスのデジタル化

次に、特定の業務プロセスをデジタルで最適化する段階

  • 二重入力の排除
    複数のシステム間でデータが連携され、同じ情報を何度も入力する手間が省けているか?
  • コミュニケーションの同期
    電話や対面だけでなく、チャットツールや共有ドキュメントで迅速な情報共有ができているか?
  • 定型業務の自動化
    RPA(ロボットによる業務自動化)や生成AI、マクロを活用し、単純な事務作業を自動化しているか?
  • データの可視化
    売上や進捗状況が、リアルタイムにグラフやダッシュボードで確認できるか?

3.【デジタルトランスフォーメーション】ビジネスモデルの変革

最終的に、ビジネスモデルを変革して競争優位性を確立する段階

  • パーパスとDXのあり方
    DXを目的化せず、あくまでパーパスという目的を実現する手段だと認識できているか?
  • トップダウンとボトムアップ
    強権的なトップダウンのゴリ押しばかりでなく、現場主導で事が進むボトムアップも確実に機能しているか?
  • 顧客体験(CX)の向上
    デジタル活用により、顧客にとっての利便性や提供価値が劇的に向上しているか?
  • データの意思決定(データドリブン)
    勘や経験だけでなく、蓄積されたデータに基づいた経営判断・戦略立案ができているか?
  • 組織文化の柔軟性
    新しいITツールや生成AI、先端テクノロジー、手法を拒まず、いつでも改善や改革を試みる柔軟な文化が醸成されているか?
  • 中長期的視点
    5年後ないし10年後の市場変化を予測し、逆算的に施策を打っているか?

この業務合理化、自力のみでは難しいとお感じですか?
ご安心ください。まずはリーズナブルなオンラインサービスの「経営ビルドアップ」にて、ビズガイバーがお力になります。

最終更新:2026年6月29日
新規追加:2025年3月28日

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執筆:山田 芳之
ビズガイバー 代表

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執筆者略歴


山田 芳之

やまだ よしゆき
1972年生まれ

ビズガイバー
代表

【略歴】

  • 大阪あべの辻調理師専門学校卒、大阪大学経済学部経済・経営学科中退、京都大学法学部卒
  • [保有資格等] 調理師免許(1996年取得)
  • 高等学校卒業後、居酒屋、ベーカリー、ファミリーレストラン等の飲食業界にて、接客および調理業務を担当
  • 調理師専門学校卒業後、調理師の腕を頼りに数年間ボランティア活動
  • 2002年から大学在学時9年間、学校法人代々木ゼミナール大阪校にて、大学受験生を対象として主に英語と国語の学習指導および個別指導学生講師を担当。学習指導では入試問題等のピンポイント質問について受験生のべ10,800名超を対応、個別指導では20余名の受験生を担当しその全員が第一志望に合格
  • 2012年2月、Apple Inc.に入社。リテール部門配属でApple Store, Shinsaibashiにて、モバイル機器全種のハードウェアおよびソフトウェアの技術サポート(モバイルエンジニア)業務を担当。入社後の約3年間に顧客のべ23,200名(注:日本武道館の収容人員の2倍強)の技術サポートを対面にて実施。企業経営やビジネスモデルの模範とされるAppleの理念や組織文化、エコシステムなど社外では知り得ないそのDNAを直に学ぶ
  • 2015年10月、ITサービス(IT導入による経営・業務改善、知的無形資産創出等)を提供するコペルニソン合同会社を設立、代表社員に就任。創業2期目で黒字化、通算50以上の事業者の経営・業務改善、30超の事業者の知財創出支援。後継者未育成のところ自己を過信した過労により身体的健康を著しく害し2018年8月廃業・会社閉鎖
  • 2019年5月、スタートアップ支援のベンチャー企業である株式会社ツクリエ(東京都千代田区)に入社。試用期間中に、神戸市の起業支援施設にて起業・経営相談、および京都市からの受託事業(雇用創出事業)の統括責任者を担当
  • 2019年9月、ITマーケティングとして経営代行・業務改善を個人名義で請負。数社に対して中長期にわたる支援・取り組みを継続(現職)
  • 2022年10月、オンラインを皮切りに、組織の経営最適化にコミットする当事業「ビズガイバー」を創業(現職)
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